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シーン設計工房・一級建築士事務所 | |||||||||||||||||||||||||||
●家づくりのためのアドバイス | |||||||||||||||||||||||||||
10.設計事務所に依頼する時、最も大切なこと。 自分自身の価値観を理解してもらえるかということが、最も大切なことでしょう。 よく、設計事務所に頼んだら、住みにくい家をつくられてしまったという話を聞きます。 雑誌に載った写真はかっこいいけど、住みにくい、使いにくい、メンテナンスにお金がかかる…という話を設計事務所の悪口として聞きます。 そうなってしまった原因は何でしょう。 簡単に言ってしまえば、施主と設計者のあいだで意思疎通がうまくいっていなかったからでしょう。 そのようなことがないように、設計者に自分の考え方を理解してもらえるか、最初の段階=基本設計の時にしっかり話をしましょう。 いろいろ話し合った結果、ちょっと違う、どうも理解してもらっていないとお思いならば、もう一度はじめにもどり、他の設計者を検討するのも良いでしょう。 この段階で断った場合、費用が発生するがどうかは各設計事務所によりますが、出来上がってからの後悔では、取り返しがつきません。 当事務所の場合は、最初の1プランまでは無料です。 建築とは施主・設計者・施工者のお互いの信頼関係が成り立って、初めて良いものができていくのです。 そして当たり前のことですが主人公は施主なのです。 お客様である施主の夢を実現するために、設計者・施工者が協力して家をつくっていくのです。 自分自身の価値観を理解してもらえる、信頼できる設計者に頼むことが大切です。 |
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11.家を建てる時、施主として考えておくべき事 ハード面ではもちろん敷地の確保、資金の確保といったものがあるでしょう。 そしてソフト面では、どのような空間が欲しいか、どんな住い方をしたいのか、家族との関わり合いをどのようにしたいのか、どんなことができる家にしたいのか・・・ などを家を建てる機会にしっかり考えてみましょう。 初めはきっと漠然としたものでしょうが、「こんな風にしたい」という漠然とした感じを伝えた時、具体的に実現してくれるのが設計者としてのプロの仕事です。 ただ言われた通りの設計をしてくれるのが、良い設計者ではありません。 設計者は漠然としたものから、思いもよらない提案してくれます。 そして次に、どんな部屋が必要なのか、どんな設備が必要なのかなどの具体的な話になります。 せっかく新しい家を建てるのですから、あれも欲しいこれも付けておきたい、といろいろ要望が出てくると思います。 あの時言っておけば良かったと、のちのち後悔しないために、できるできないは別にして、要望はすべて出してみてください。 そして、どうしても実現したいもの、できればあったほうが良いもの、がまんできるもの、と言うように優先順位をつけておくと良いでしょう。 家を造っていく時には、決めなければならない事が山ほどあります。 そのように優先順位を付けておけば、選択しなければならない時に、決定がし易くなります。 |
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12.裏返しとしてがまんしなければならない物 居間は大空間にしたい、明るいトップッライトが欲しい、空間に変化があるようにスキップフロアの家にしたい、エアコンを使わず自然の風が通りぬけるような家にしたい・・・いろいろ要望があります。 しかしこれらを実現する為には、デメリットも出てきます。 単に大空間を造ったのでは、冬場ははやはり寒いです。 日光の入るトップライトは、夏暑いです。 スキップフロアーは歳をとったら、登り降りがおっくうになるかもしれません。 風通しの良い家は、風と一緒に音も通ります。 今の技術を使えば、それらのデメリットを技術的に解決できます。 セントラルエアコンを入れた大空間は快適です。 トップライトにLow-Eガラスを入れ、電動ブラインドを組み込めば暑さを防げます。 解決の方法はあります。しかし建設費もかかります。 建設費はおさえたい、でも実現したい・・・ならばデメリットもある程度覚悟しなければなりません。 |
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13.設計料ってどれくらい 設計事務所に設計を依頼する場合、設計料ってどれくらいかかるのでしょうか。 よく工事費の10%と言われていますね。 2009年、国土交通省の業務報酬基準が新しく策定され、今まで「工事費の何%」というのが一般的でしたが、人件費から算出する方法が示されました。 ただし、この基準は目安で、各設計事務所で算定して良いことになっています。 ちなみに新しい算定式により計算すると、10%よりもはるかに高い設計料になります。 当事務所の場合、構造により前後はありますが、個人住宅・木造新築の場合の目安は、設計・監理で工事費の10%です。 ただし2500万円以下の住宅では定額で250万いただいています。 それはたとえば1500万の住宅でも最低限かかる作業量が、やはりそれくらいはかかってしまうということです。 増築、改築の場合はまたそれぞれのケースで違ってきます。 とくに増築の場合は確認申請の手続きが増築部分だけではなく増築後の全体の建物を審査することになりますので、新築よりも手間がかかってしまう場合があるからです。 ですから増改築の場合は各物件ごとにご相談させていただくことになります。 |
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14.工務店さがし・工事費の比較 設計が終わると今度は実際に施工してくれる施工業者さんをさがします。 工務店をみつける方法として、特命(一社指定)でお願いする場合と、競争入札の場合があります。 特命の場合はお客さんに頼みたい工務店がある場合、または特殊なケースですが工事が難しく、設計段階から施工方法を建設会社の協力を得ながら設計を進めていく場合なども、特命で頼むことになります。 多くの場合は設計図が出来上がるとお客さんの推薦、設計事務所の推薦などで3~4社に見積を依頼します。 出てきた見積はどれくらい差があるのでしょうか。 以下は当事務所の設計による木造住宅の実際の見積例です。
どうですか、これくらいの差はあると思っていましたか? 一番安かったA社を0とした時、一番近いところで73万の差、一番高かったところとでは328万の差がありました。 これはまったく同じ設計図による見積です。 不思議に思われるかもしれませんが、まったく同じ設計図に基づいた見積でもこんなに差があらわれます。 328万って大きいですよね。 このようにして出てきた見積書を設計図通り予算が計上されているかをチェックします。 この作業はやはりお客様自身ではできない作業でしょう。 プロの手が必要です。 |
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15.施工業者を決めるまで
出てきた見積書を、設計図通りの見積りがされているかチェックします。 一番安い見積を出された建設会社に即、決めるわけではありません。 指定した材料がきちんと入っているか、または勘違いをして指定したもの以上の仕様が入っていて高くなっていないかなどをチェックします。 その結果B社とD社はほぼ設計図どおり見積りされていましたがB社は200万、D社は300万以上の差があった為、減額の交渉はしませんでした。 一番安かったA社の2300万もお客様の予定金額からはオーバーしていました。 その為、A社と70万の差のC社に交渉をしました。 交渉内容は勘違いをして多めに見積もられていたところを直してもらい、図面に指定した材料と同じような材料を工務店が在庫でもっていた為、その材料に替えることにより安くすることができました。 A社、D社とそれぞれそのような交渉をして調整後の金額が上記の表のとおりです。 結果、最終的にも一番安い金額を掲示したA社にお願いしました。 見積調整の結果、A社の見積でも100万ほど最終的には安く契約することができました。 これらの作業も設計料に含まれていることを考えると、設計料ってそれほど高いものではありませんよね(^^) |
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