カーテンウォールのように見える外観は、
アルミカットパネルとサッシの構成です。 |
左側が1階事務所入口、右側が共用エントランス。
事務所には防犯用のシャッターがついています。
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エントランス夜景 |
敷地の間口が6mのため、共用エントランスの間口は大きくとれません。
1階事務所の間口をできるだけ広くとるため、エントランスの間口は最小寸法となりましたが、開放的なデザインの階段にしてエントランスの狭さを解消しています。
事務所ビルの場合は白色の照明が使われることが多いですが、エントランス廻りはあえて電球色の照明を使い演出しました。
間接照明のやわらかい明かりとライトアップされた鉄骨階段が、エントランスの雰囲気を造っています。
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1階エレベーターホール |
間接照明とライトアップした開放的な階段
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エレベーターホール |
基準階事務所入口 |
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1階事務所 |
商業地域の小さな敷地の場合、左右の建物は隣接しており、どうしてもうなぎの寝床のように奥行きが深い部屋になることが多いです。
隣地側に窓をつけても明るさは望めませんので、道路側の開口部を大きくとり明るさを確保することになります。
大きな窓は開放感と明るさを確保でき、窓側では昼間は照明の必要がないほど明るいです。
また、照明器具は高効率の蛍光灯を使用しましたので、いままでの蛍光灯の半分の本数で明るさを確保でき省エネになります。
しかし、大きな窓はガラス面からの熱損出のデメリットもあります。
今回はLow-Eのペアガラスを採用して、断熱性と遮熱性を高めました。
Low-Eガラスは日向に立っても、太陽の暖かさを感じないほど効果があります。
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基準階事務所 |
道路側開口部
すっきりとした嵌め殺しの窓に見えますが中央の2枚は開閉することができます。春秋の季節の良い時期は反対側の小窓も開ければ風が流れます。
節電の時代、事務所ビルでも窓を開けられるような設計が必要です。
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水廻り
小さな部屋なので電気温水器、IHヒーターの
コンパクトなキッチンです。
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狭いながらも収納、手洗器、鏡、棚
ウォシュレットが付いています。 |
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窓側から奥に向かって天井が高くなります。
ハイサイドライトからも光がはいり気持ちの良い空間です。 |
奥から窓側を見る |
最上階の5階は天井の高いボリュームのある空間です。
道路斜線で道路側の高さには制約がありましたので、屋根を斜めにかけることにより、天井の高い快適な空間にすることができました。
天井の高い部屋はどうしても上下で温度差ができてしまいますが、シーリングファンは空気を循環させるのにとても効果的です。
小さな事務所ではこのようにボリュームのある空間はなかなかありませんので、付加価値の高い部屋となります。
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シーリングファンが快適な風の流れをつくってくれます |