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読書好きの施主は多くの本をお持ちの為、窓以外の壁面は全て本棚です。
材料はできるだけ自然素材、本物の材料を使いました。
外壁に面した躯体には断熱を行ったのでせっこうボードを張りましたが、天井、室内の梁はコンクリートのままでペンキで仕上げています。
天井を貼らない分、天井を高くすることができ、天井内に隠れていた設備のダクト類も隠さず、そのまま見せました。
コンクリート躯体の力強さの反面、床は柔らかい木材・西川材の杉無垢板を使い自然塗料で仕上げました。
杉材は柔らかく傷がつきやすいですが、この柔らかい暖かみのある感触は、デメリットを上回る心地よさがあります。 |
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キッチンが丸見え、においが部屋中に広がる・・・などデメリットもありますが、今回のキッチンは施主のライフスタイルからオープンなアイランド型です。
料理を作りながら話もできますし、ホームパーティの際も、作り手とお客さんが一体となり楽しく使えます。 |
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左側の本棚の裏に寝室があります。
壁を作らず本棚を間仕切代わりにしています。
本棚上部を開放させてリビングと空間としてつながりをもたせました。
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和紙調の縦型ブラインドから入る光は障子のような効果になります。
この部屋の雰囲気に合う家具として、某老舗喫茶店の椅子を復元しました。
施主こだわりの椅子、昭和の香りがします。 |
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アルミサッシの内側に木製の建具をつけ2重窓にしました。
断熱効果が向上する上、木製建具は手触りも良く、空間をやわらかくしてくれます。
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玄関収納の扉は無垢板を丸鉋でなぐり板のように仕上げました。
家具職人さんが1本1本、2日がかりで削り込んでくれました。
機械で彫ったものと違い、手彫りの仕上は存在感がまるで違い、アート作品のようです。
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マンションには不可解なところに大梁があることがあります。
玄関脇の中途半端な位置にあった梁を利用して光天井としました。 |
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トイレと洗面が一緒になった水廻りです。
カウンターは耳付のタモ材、床はワックス焼き込みのコルクタイルです。
間接照明とブラケットを組み合わせ、水廻りも照明でいろいろなシーンを演出できます。
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