無垢材で収納家具造り / マンションに収納を増やす



マンションは戸建て住宅に比べて収納量が少ないので、購入時の状態のままで住むには収納が足りません。
またデベロッパーマンションの仕上げ材は合板フローリングやビニールクロスです。
自然素材を使うと温度、湿度により収縮があり、クレームの対象になってしまうので使われることはありません。
そんななか、せめて家具は自然素材で造りたいものです。
そこで壁面収納とチェストを無垢材で造ったお宅です。
経年変化で味わいが出てくる無垢材は長年使用していると愛着が生まれます。
 
 

 
<壁面収納>

居間の壁面いっぱいにチェリーの無垢材で収納を造りました。必要な収納量にもよりますが、壁面収納は天井まで造ると圧迫感がありますので、今回は1500の高さにしました。
オープン棚の部分は背板は無しにして、白い壁面が見えるようにすればさらに圧迫感が軽減できます。
 
 

 

<チェスト>

ダイニングテーブルの横に置くチェストです。
チェリー材の板目を横使いにしました。
9分割されたデザインですが、上1コマは引出し、下2コマは扉です。
食器と日常的な雑貨類の収納です。

 
 
<無垢材のメンテナンス>

テーブルとイスはお客様が長年愛用されていた無垢材の家具です。
テーブルは天板の表面を削りオイルを塗り直し、椅子は張り地を白い革に張替えました。

無垢材の良さはこのようにメンテナンスをすればいつまでも使うことができます。
皆さん傷を気にしますが、よほど深い傷でない限りメンテナンスできれいになります。
せっかくの無垢材ですからテーブルクロスなど掛けずに、安心してそのままお使いください。