多摩川野焼き土器作り大会



<第4日目-2>

いよいよ点火、焼き始めます。

点火式です。
子供たちの手で点火されました。
急に温度を上げてしまうと陶器は割れてしまいます。
こうしてまずはゆっくりと水分を蒸発させます。
台の中間に白く見えるのはトタン板です。
直接火があたり急に温度が上昇しないようにこのような工夫をします。
だいたい温まったところでトタンを抜き取ります。
トタンにはあらかじめ針金を取付けておきこうして抜き取ります。台の後ろに見えるつい立は炎からの熱さを避けるもの。熱くて近寄れない為つい立の後ろから様子を見るためのものです。長い間の先生のご経験によるノウハウがたくさんあります。
トタンを抜き取った後は本格的に燃やします。
炎はだんだん大きくなり迫力を増して行きます。
熱さもすごいです。
多摩川の河原での壮大な炎。
圧巻の景色です。見ているものを圧倒させます。
こんなにも大きな炎をかつて見たことがあったでしょうか・・・
子供の頃、浜辺で見たキャンプファイヤーよりも大きい!
みんな炎に圧倒され、興奮しています。
炎の力、魅力、安心感、わたしたちのはるか祖先の古代の人たちの想い・・・感動的な時間です。

あちこちで記念撮影。
私も思わず炎の前で パチリ。
器はすすでまっくろです。
こんなにまっくろになってしまって大丈夫なの〜

わたしたちの心配は無用。
300℃で有機物はみんな燃えてしまうそうです。
温度があがりきれいな色が見えてきました。
野焼きの場合600℃くらいになるそうです。
ほぼ焼きあがり炎もだんだん小さくなっていきます。