多摩川野焼き土器作り大会



<第4日目-3>

焼きあがり

さてこれはなんでしょう。

古代米を使った米がゆです。
ボランティアスタッフの方たちが作ってくれました。
これをいただきながらさらに古代の人たちに思いを馳せます。
炎を小さくする為、灰をかき出します。
火力が弱まったとはいえまだまだ熱いたいへんな作業です。
こうしてだんだん火力を弱めていきます。
かき出された灰はこちらに運ばれて・・・
単なる灰の山ではありません。
中にはお芋が隠されています。そうです、ここで焼き芋を作っているのです(^^)
スタッフの方たちがいろいろな楽しみを作ってくださいます。
灰はすっかりかき出され、あとは温度が下がるのを待ちます。
私の作品も焼きあがっています。
まだまだ熱くて触れえません。
はやく手にとってみたいな〜
焼きあがり、台の上から下ろされました。
やっと触れる程度でまだまだ熱いです。
できたてのほやほや、ほかほかの焼きあがりです。

出来上がりました。
建築現場から採取された土はまさか自分がこんな土器に変身するとは思っていなかったでしょう。

炎が強くあたったところはあざやかな色がでています。
お皿のように炎が当たりにくいものは、ややグレーがかっています。暖かみのあるやわらかい器が出来上がりました。

4日間にわたる土器づくりは素晴らしいとても貴重な体験でした。
ものを造るということはとても楽しい行為です。
欲しければなんでも買える現代に生きている私達は
たまにはこうして古代の人たちの暮らしをまねてみると
なにか大切なことを呼び起こしてくれます。


村主武先生、ボランティアスタッフの方々そして主催者の高津区に
感謝の意味をこめてこのページを作ってみました。
多くの方に土器づくりの体験をお伝えできればと思います。