ΧΑРΙΣ 新築工事

工事経過5月


2004.05.08
1階壁の配筋ができあがりました。
週明けから型枠大工さんが入る為、型枠を建てる前に配筋検査を行いました。

オレンジ色のパイプは電気の配管です。(左写真)
これらの配管類は、コンクリート壁にクラックが出る原因ともなりますので、集中させないように、できるだけ分散して施工します。

これらは設計段階から注意し、尚且つ現場でも配管ルートについて、電気施工者さんと打ち合せを行いながら決めていきます。

2004.05.11
型枠を組み始めました。
通常は外部の型枠を作ってから、内壁を建てていきます。
しかし今回の建物は、外部は外断熱、内部は打放し仕上の為、よりきれいに仕上げたい打放し面を優先して、内部の型枠から組み始めます。

下の写真は階段の部分です。
内壁が立上がり、外壁はまだふさいでいませんので、壁配筋が見えます。

電気、設備のコンクリートへの打ちこみ箇所は、型枠大工さんが外壁を立てる時、位置がずれないように一緒に立会い、設置していきます。
このように立会って作業してもらうことを、現場では「合番」と言い、手間のかかる作業です。

2004.05.18
2階スラブ配筋の検査を行いました。
上の写真の壁と壁の間に下の写真の階段ができました。
両側にスリットのある階段配筋です。
壁に階段の型枠を留めることができないので、型枠の施工はとても難しいです。
上の写真は鉄筋の圧延マークです。
22の刻印は鉄筋径22φをあらわしています。
下の丸い突起は鋼材の質をあらわします。
突起一つはSD345、無印はSD295A、二つはSD390というように刻印により材質を判別できます。

鋼材検査証明書(ミルシート)により指定の鉄筋が使われているかどうかは確認できるのですが、施工時までにミルシートが現場に届いていない場合がままあります。
そのような時は圧延マークで指定材料が使われているかどうかを確認できます。

どんなにきちんとした構造計算をし、構造設計図が描かれていても指定の材料が使われていなければ意味がありません。
材料確認も現場監理の大切なひとつです。

2004.05.25
5月21日に1階立ち上がりコンクリートを打設しました。
今週から2階の壁配筋が施工され始めました。
左側ボーダー、右側スリットの難しい階段ですが、無事きれいにできました。


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