ΧΑРΙΣ 新築工事

工事経過6月


2004.06.01
1階コンクリートの壁が現われました。
無事きれいにできました。
両側スリットの階段も成功です(^^)
上の写真は2階壁の型枠ができあがり、3階のスラブをかける前の状態です。スラブを支えるサポートを使用していないのがわかるでしょうか?

この現場は道路が狭く、資材の搬入がたいへん困難な敷地です。その為、通常のサポートでスラブを組むよりも、ビームを使ったほうが、資材の量が少なくすみます。
また建物の形状もビームでの施工に適していました。
サポートが邪魔をせず作業性も良いです。

このように各敷地条件により、いろいろなことを検討しながら、施工方法を決定していきます。
右側がスラブを張った状態、左側がこれからスラブを張るところです。

2004.06.04
今日は3階スラブの配筋検査です。

6月初旬だというのに、夏のような暑さとなりました。
コンクリート造の場合は、躯体を造るのはいつも日陰がない最上階での作業になるので、職人さんたちもたいへんです。

2004.06.15
最上階はRの屋根となります。
屋根のRに沿って壁が立ち上がりました。(左写真)

屋根のパネルはR状に特注で製作します。またこの現場だけの1度だけの使用になります。
通常壁やスラブの型枠は1階で使ったものを、2階、3階と転用して使用していきます。
よって何度も転用して使用すれば、型枠の費用は安くなります。

Rの型枠は制作費も高いのですが、1度きりの使用となりますので、どうしても施工単価としては高いものになります。
空間的には面白い空間が造れますが、Rの建物が高くなる理由はこのあたりにあります。

2階のコンクリートの仕上がり具合を点検しました。
2004.06.22
Rの最上部は4mほどの高さになります。
型枠をささえるパイプは、R状に曲げなくてはいけないので、塩ビパイプを使用します。
R状の屋根の配筋ができあがり、今日は最後の配筋検査です。
図面で見るよりも実際の屋根は、急な勾配で屋根に上がるとかなりこわいです。
構造設計者・横田氏は慣れた足取りで屋根に上がっています。
北側面は北側斜線のため上の写真のようにかなりな急なR状の屋根となっています。
作業する職人さんたちも、足元が不安定ですので困難な作業です。
サポートを3階に運んでいる様子です。
道路が狭くレッカーが入れない為、またサポートの形状上ウインチでは上げずらい為、このように人力で1本ずつ上げていきます。
30度を超える暑さの中、辛い作業です。
職人さんたち本当にご苦労様です。
2004.06.29 3階までコンクリートが打設され上棟しました。

R状の屋根や斜めの屋根は、コンクリートが流れ出てしまうので、左の写真のように型枠で蓋をします。

型枠がない部分は、頂部のわずかな部分となります。
このわずかな部分から、躯体の隅々にまでコンクリートを流しこみますので、コンクリート打設はたいへん難しい作業となります。

その上、内部は打放し仕上の為、さらなる注意が必要です。
たいへん難しいコンクリート打ちとなりました。



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