SCENE


ΟΛΒΟΣ /集合住宅 /鉄骨造3階建 /240u


仕上工事

99/07/01
仕上工事にはいります。
まずはサッシの取り付け、屋根工事、ALCのコーキングというように内部に雨がはいらないようにしていきます。
部屋の中では設備の配管工事、電気の配線が進められていきます。
99/07/08
屋根が葺き上がり、サッシの取り付けも終わりました。あとはガラスが入れば雨が降っても安心ですが今年の梅雨の大雨は、現場では辛いところです。
鉄骨の柱、梁の耐火被覆が終わり外壁に面する壁に断熱材を吹いているところです。
ALCはコンクリートより断熱性能はありますが、こうして断熱材を吹けばさらに断熱性能は良くなります。
99/07/15 ユニットバスを設置し、木工事が始まりました。
軸組が終わったところから壁の中の電気の配線を行います。

電気工事代人さんの丸山さん。
細かい寸法を指示した部分は、自ら施工してくれますので安心です。


給排水設備工事の寺田さん。
写真ぎらいでこっちを向いてくれません。
99/07/21
天井のデッキプレートの塗装が完了しました。
1・2階はこのようにデッキプレートがそのまま天井になります。


大工さんの岡嶋さん。
今回の規模の場合、一人の大工さんで仕上げていきます。
大勢の手が入らない為、その都度相談しながら造ってもらえるので助かります。
99/07/29

左上の写真は1階住戸です。
天井はこのようにデッキが見えてきます。
デッキの波型の部分を耐火ボードでふさぐ作業はたいへん面倒な作業ですが、この様に面白いインテリアになります。

左下は3階住戸の天井下地ができたところです。
共同住宅の場合法規上、鉄骨には耐火被覆をしなければなりません。
最上階はこのように耐火被覆を吹き、天井を貼ります。

外部では外壁の塗装を行っています。
弾性塗料をローラーで仕上げます。


99/08/05 3階住戸の天井と床下地ができました。
1階からフローリングを貼り始めます。
99/08/10
足場が外れ外観が現れました。

建設地は、まわりの建物がくすんだ色の建物が多いため、ちょっと暗い感じの路地でした。そのような環境の為、今回の建物の色は中途半端な色は使わず、白と黒を使ったモノトーンでまとめています。

青くみえているのはパンチングメタルが傷つかないように貼っている養生のシートです。
明るい感じに仕上がったと思います。

内部は着々と内装工事が進んでいます。
99/08/27
内部の仕上げは壁・天井共にペンキ仕上げです。
ボードのつなぎ目を丁寧に処理しないと、後々ひび割れが発生します。
パテ処理した後、ペーパーをかけフラットな面に仕上げ、塗装をします。

ペンキ仕上げは材料としては安いのですが、このように大変手間がかかるので、単価としてはクロスを貼るよりは高いことになりますが、シンプルな仕上げを望む時はお勧めです。
99/08/31
ローラーで天井にペンキを塗っています。
このようにハイサイドライトからの光はボード
のつなぎ目や塗りむらが少しでもあるととて
も目立ってしまいます。
特に気をつけて仕上げていきます。
外部では舗装工事の下地造りが始まりました。(右上)
また、先週から入居者募集が始まりました。
わずか1週間で半分の入居者が決まり、好調な出足です(^^)
99/09/03 外廻りの縁石・舗装工事が完了しました。
ここまでくれば、雨が降っても工事が遅れることはなく安心です。
引渡しの時期が、梅雨や秋の長雨、冬場の降雪などの時期と重なる時は、外構工事が進められず、天候に泣かされることがあります。
このような時期に竣工する場合は、工期に余裕をもつことが必要です。
仕上工事が完了した部分から設備機器類の取りつけを行います。
給湯器の取り付けを行っていますが、最近の給湯器の中はこのように大変複雑です。
99/09/08 左の写真は階段のスクリーンです。
アルミパンチングメタルを入れ、隣地からの視線をカットしています。

右下は金物製作の原口さん、助手は奥様。
原口さんはすごく凝った素晴らしい金物を造っています。
今回はシンプルデザインなので、ちょっと物足りなかった・・・カナ?
99/09/13 各種器具の取付けが終わり、機器類のデーターをとります。
左の写真は換気扇の風量測定です。

右下はテレビの電波を測定しています。
これらのデーターは竣工書類としてオーナーさんに提出します。

99/09/14 区役所、消防署の完了検査も終わり、施工者の社内検査の後、今日は設計事務所検査です。

左の写真は消防検査で、避難はしごを下ろした状態を確認したところです。

下の写真は左が排水の試験です。
各排水口からボールを流し、確実に流れてくるかを試験します。無事オレンジ色のボールが流れてきました。

右の写真は電気の通電テストです。
各所に確実に電気がきているか、スイッチに間違いが無いか、漏電は無いかなどの検査を行います。

そして仕上げの状態、開口部の開閉、機器類など全てが契約図書の通り施工されているかを設計事務所として確認し、不具合のあった個所は直してもらい、竣工をむかえます。


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